時遊人です。(^O^)
昔から空を見ることが大好きなんですが、つい最近曇りの日に撮影した空がパッと見、海のように撮れました。
今は普通に空を見ていますが、数年前の僕は空をモチベーションに株の勉強をしていました。
というのも海外旅行に行ってから、金銭的ゆとり、時間的ゆとりを求めるようになり、空を見る度に「この空飛んで海外に行きたいな」と考えていました。
株で上手くいかない時期に何度も「株は自分には無理」と思っていましたが、空を見ると「株で稼げるようにならないと自由に海外に行けない」と思い、再び頑張ろうと決意していました。
その想いがあったからこそ今現在はセミリタイア出来てのんびり過ごせています。
これから株式投資を始める人や、始めているけど稼げていない人は僕のように何か目標を作ると良いかもしれません。
ただ漠然と稼ぎたいとかじゃなくて、株式投資で稼げないと目標達成が難しいようなものが良いと思います。
稼ぐしかない状況を作り自分を追い込むことで、頑張れると思います。
今すぐ目標を作りましょう。
今回はスイングトレードのスクリーニングについて書きたいと思います。
スクリーニングとは何か?
株式投資でスクリーニングとは、銘柄選定を行うための条件指定のことで、いくつかの条件を入力すると、その条件に見合った銘柄が抽出されてきます。
簡単に言えば、株の絞込み作業ということです。
例えば、割安で安全な企業の株を探したいということであれば、PERやPBRなどの割安さを測る指標と、自己資本比率などの安全性を測る指標を組み合わせてスクリーニングします。
成長性の重視で選別する場合には、売上増加率や経常利益増加率などの成長性を測る指標と、ROEや売上高営業利益率など収益性を測る指標などを組み合わせてスクリーニングし、念のために安全性や割安さを測る指標なども組み合わせていくと良いでしょう。
つまり、業績などの分析を重視したい投資家はファンダメンタルズ指標に特化すればいいですし、業績よりも値動きのパターンなどで利益獲得を目指す投資家はテクニカル指標をスクリーニングの中心に据えると良いということになります。
株式投資では日本株だけをとっても数千銘柄にもなります。
その中から取引をする銘柄を選ぶのですが、自分が知らない銘柄や、見逃している優良銘柄がたくさん埋もれています。
検索条件を設定して条件に合わない銘柄をふるい分けすることで、そうした銘柄を効率良く探し出すのに役立つツールがスクリーニングです。
スクリーニング機能は、各証券会社のホームページや投資情報ツールに備わっていますので、無料で利用する事が出来ます。
株式投資に対する時間コストを劇的に向上させてくれるスクリーニングは株式投資をする上で必須の技術となります。
まだ使っていない人は早速使ってみましょう。
スイングトレードでスクリーニングに利用する条件
スクリーニングをする時によく使う絞り込みの項目は個人差がありますが、今回はスイングトレードに必要なスクリーニング条件で、実際に僕が利用している条件について説明しますね。
僕がスクリーニングに利用している条件は以下の4つになります。
- 時価総額
- 信用倍率
- 移動平均乖離率
- 出来高
この4つが僕が利用しているものになります。
これらの詳細を細かく説明していきますね。
1.時価総額
僕が目安にしている時価総額は100億円以上です。
小規模な企業の株は出来高が少ない場合が多いのでそれを回避するためです。
時価総額が小さく、株式の売買量が少ない銘柄は、急騰・急落の可能性が高く危険な一面があります。
上手くやれば大きく稼げるかもしれませんが、リスクが高いので時価総額が小さい銘柄はおすすしません。
安定した値動きをする銘柄を探すとなれば時価総額の大きさは無視できません。
必ず安定しているというわけではありませんが、時価総額が小さい銘柄よりも大きい銘柄の方が比較的安定しています。
2.信用倍率
信用倍率は2.5倍以下の銘柄を選ぶようにしています。
信用倍率とは「信用買い残高÷信用売り残高」となっています。
信用買い残高は将来の売り予約ということになりますので、多過ぎると上がりにくくなります。
逆に信用売り残高は、将来の買い予約ということになりますので、多いほど上がりやすくなります。
信用売残が増えて倍率が1.0倍を割り込んでくると、将来的に株価が上昇する可能性が高いと言われています。
ただ、信用買い残高が多くても、そんなことお構いなしに動く銘柄もありますので注意が必要です。
3.移動平均乖離率
基本的には25日移動平均乖離率を0~2%程度の銘柄に絞り込むようにしています。
そうすることで現在の株価が25日移動平均線の少し上にある銘柄を探すことができます。
この検索条件を利用すると、上昇トレンド中の押し目買いに適した銘柄を探しだすことが出来ます。
これは上昇相場において特に効果を発揮します。
売りで入る場合は、0~-2%とマイナス値を入力すれば戻り売り候補の銘柄が見つかります。
この移動平均乖離率はとても便利で、±5%前後の数値を入れれば、移動平均線から乖離した逆張り候補の銘柄が見つかります。
相場が大きく急落・急騰した場合は、移動平均線乖離率(25日)で銘柄を絞ってエントリーすると良いでしょう。
一般的に、25日移動平均線から10%以上乖離すると相場が加熱していると判断され、買いサインや売りサインと言われています。
4.出来高
出来高が少ない銘柄を取引することもありますが、安全性を考えて基本的には出来高が5万株以上の銘柄を選ぶようにしています。
流動性が少ない銘柄は、値が飛んだり、急騰や急落の恐れがありますので、流動性の少ない銘柄を避けるために、出来高の条件を加えます。
出来高ではなく、売買代金で見る方法もありますので慣れている方を使えば良いと思います。
現在スクリーニングを使っていなくてこれから使おうと思っているなら、売買代金よりも出来高で見る方法をおすすめします。
というのも、売買代金の場合は銘柄によって株価が違うので慣れないときちんとした判断が出来ません。
例を挙げてみます。
1万円の銘柄が100株売買されたとしたら、売買代金は100万円、出来高は100株となります。
1000円の銘柄が100株売買されたとしたら、売買代金は10万円、出来高は100株となります。
このように出来高が同じ100株でも売買代金は銘柄によって変わってきてしまいます。
頻繁に取引する銘柄なら売買代金でも流動性の判断が出来ますが、初心者は売買代金で何円と判断するよりも出来高で何回売買されたかを見た方が分かりやすいはずです。
以上の理由からスクリーニングでは売買代金よりも出来高を条件に加えることをおすすめします。
これらの4つが、スイングトレードに必要なスクリーニング条件となります。
信用倍率と移動平均乖離率のみ利用している人もいるみたいですが、時価総額や出来高も条件に入れておかないと、値動きの激しいハイリスクな銘柄も含まれてしまうので、安全第一のトレードを心がけている僕は以上の4つを利用しています。
ハイリスクな銘柄を取引したい人は時価総額と信用倍率のみでも良いですが、初心者にはおすすめしません。
最後に…
ということで今回は「スイングトレードのスクリーニング。稼ぎたいなら実践しよう!」について書いてみましたが、いかがでしたか?
利用するスクリーニングには個人差があり何が正しいというものはありません。
今回僕が紹介したスクリーニングでは不安があるという人は、他の条件などを加えたりして自分好みのスクリーニング方法を確立しましょう。
ただリスクを抑えた安全なトレードを心がけるなら、最低でも今回紹介した4つは使うことをおすすめします。
株式投資をする際の銘柄選びにおいてスクリーニングは必須の機能です。
数千ある銘柄の中から自分の知っている企業だけを選んで投資するのと、スクリーニングを使い厳格な条件のもと多くの企業を振るいにかけて投資をするのとでは、結果に大きな差が出ます。
稼ぐためには視野を広げて、自分の知らない企業でもスクリーニングの条件に引っかかった銘柄はチェックするようにしましょう。
そうすることでチャンスを掴みやすくなります。
選択肢を増やし、少しでも多くのチャンスを作りましょう。