時遊人です。(^O^)
アメリカ大統領選挙がありましたね。
過激な発言で話題を集めていた共和党のドナルド・トランプの勝利となりました。
どちらが勝利してもおかしくなかったのですが、個人的には民主党のヒラリー・クリントンが勝利すると思っていました。
多くの人が民主党のヒラリー・クリントンが勝利すると思っていたのではないでしょうか。
ですが、誰もが予想していなかった衝撃の結末で終わりました。
これによって日経平均株価も大暴落…
まぁ、個人的にはこのような状況はチャンスだと思っているんですがね。
今回はアメリカ大統領選挙の結果で株式市場や為替相場が大混乱したことについて書きたいと思います。
アメリカ大統領選挙で日本株が大暴落
日経平均株価はもちろん、多くの銘柄がかなり売られてしまいましたね。^^;
共和党のドナルド・トランプが勝利すればこうなることは投資家の誰もが予想出来たことだと思います。
日本時間の11月9日(水)朝から始まった開票では、お昼頃にはドナルド・トランプが優勢のニュースが流れていて、夕方にはドナルド・トランプ大統領誕生が決定的となりました。
事前の予想では、ヒラリー・クリントンが有利だったため、ドナルド・トランプが当選したことに多くの人がビックリしたはずです。
今回ほど株式市場に影響を及ぼしたアメリカ大統領選挙って、過去になかったんじゃないですかね?
いろいろと調べてみましたが、過去の大統領選挙と株価を振返ると、大統領就任3年こそは株高になりやすいという傾向はあるようですが、あまり明確な相関関係は無さそうでした。
今回のアメリカ大統領選挙は、それくらい株価や為替が激しい動きをしていました。
10月28日にヒラリー・クリントンの私用メール問題で、FBIが新たな証拠を押収したと発表しました。
その後の世論調査で、ドナルド・トランプが猛烈に追い上げていることが判明して、日経平均株価が2日連続200円以上下落するなどの影響がありました。
投票日直前の11月7日にはFBIがメール捜査の終了を発表。
ヒラリー・クリントンへの大きな追い風になるとの思惑から、日経平均株価が200円以上も上昇するなど、株価は大幅に反発しました。
この時点で多くの人がヒラリー・クリントンが有利かなぁと思ったのではないでしょうか?
実際に投票日まではヒラリー・クリントンが有利という報道も多かったですからね。
僕もヒラリー・クリントンが有利と思っていました。
ですが、まさかのドナルド・トランプ大統領の誕生のニュースが!
全くの想定外の出来事に為替相場が1ドル101円台と、一時は4円近くも円高が進み、投資家によって株が売られ、日経平均株価は900円以上の大暴落となりました。
株式市場は不透明感を嫌う傾向があり、今回はドナルド・トランプ大統領の過激な言動から、何をやらかすか分からない部分に株式市場が嫌気したものとの読みが多くあります。
ですが、政策面の方向性が明らかになるにつれて、株式市場も為替相場も、徐々に冷静さを取り戻してきました。
ドナルド・トランプが勝利すれば、株価が大暴落するが、徐々に落ち着きを取り戻すだろうということも予想出来ます。
というのも、ドナルド・トランプ大統領の政策では、移民規制など過激なものが目立ちますが、中には富裕層向けの減税などもあり、今後10年間で約450~600兆円の減税を行うとされています。
これは、米国債にはマイナス材料ですが、株価にとっては追い風になる話です。
ドナルド・トランプ大統領の政策は、アメリカ第一主義とも言われています。
自国の利益を最大限に追求する、このドナルド・トランプスタイルが輸出銘柄が中心の日本株には大きな懸念材料となります。
ドナルド・トランプ大統領の誕生を受けて、世界の株式市場の中でも日経平均株価の下落率が大きかった理由はここにあると思います。
日本市場は本当に敏感で、過剰に反応する傾向にありますからね。
過剰に反応した後は冷静になり株価が戻る…
「だったら最初から下げるなよ!」と思ってしまいますが、こればっかりは仕方ありません。^^;
ですが、このような状況での株式投資の取り組み方がありますので説明しますね。
大きなイベント前には株を売る
これは実際に僕が行っているやり方ですので参考程度に読んでみてください。
先程も書きましたが、株式市場は不透明感を嫌う傾向にあります。
今回のアメリカ大統領選挙のように「今後どうなるか分からない」というような状況の時には、株価は正しい動きをしないことが多くあります。
本来なら買われて当たり前の好業績で、アメリカ大統領選挙でも、さほど影響がないような企業でも株が売られて暴落してしまうなんてこともあります。
株価は人間の思惑で動くため、大きなイベントでは企業の業績などお構いなしに個人の考え方で大きく動いてしまいます。
このような大きなイベント前には、持ち株を減らす、もしくは全て売ってしまうことをおすすめします。
出来れば全て売り、キャッシュポジションを高めておき、必要以上に下げすぎた株を拾う(買う)つもりでチャンスを待ちましょう。
このやり方がとても有効的です。
イベント前後には必ずと言っていい程、「行き過ぎた動きをする株」があります。
このような株をスクリーニングで探してチェックしましょう。
スクリーニングに関しましては以下の記事を参考にしてみてください。
参考 : <スイングトレードのスクリーニング。稼ぎたいなら実践しよう!>
そうすることでチャンス銘柄が見つかります。
以上のように、大きなイベント前に持ち株を売りリスクを減らし、イベントで過剰に下げ過ぎた株を探してチャンスを掴むというやり方が有効的な手段と言えます。
ちなみに僕は今回の大統領選挙前に全ての株を売り、昨日の引け間際にある銘柄を買っておきました。
たくさん買ったわけではないので大きな利益ではありませんが、勇気を出してエントリーして良かったと思っています。
まだ売っていないので今後どうなるかは分かりませんが、大きく下げたところで買っているので精神的にもかなりの余裕があります。
もっとたくさんの株を買うことも出来ましたが、僕が今回の暴落で大きく買わなかった理由が、まだ先行きが不透明な部分もあり不安だったので、とりあえず少しだけ買って様子を見ようと思ったからです。
このように不安があれば、とりあえず少しだけ買うということも可能ですので実践してみてください。
この時に気を付けて欲しい点は、このブログで何度も伝えていますが、ダメなら必ずロスカットをするということです。
これだけはしっかりと守ってくださいね。
このブログを読んでいる人は株式投資の初心者の人が多いと思いますので、今後のトレードの参考にしてみてください。
最後に…
ということで今回は「アメリカ大統領選挙での株価 の影響は?ビッグチャンスを掴もう!」について書いてみましたが、いかがでしたか?
ビッグチャンスと言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、今回のような大暴落は頻繁に起こるわけではないことから、間違いなくビッグチャンスと言えるでしょう。
安全な投資を行いたいという人は、下げたところで無理にエントリーする必要はありません。
その後も下げる可能性がありますからね。
ただ、大きなイベント前には持ち株を減らしておくことは意識しておきましょう。
株式投資の世界では生き残ることを第一に考えなくてはなりません。
リスク管理だけはしっかりとしておきましょうね。